親がABAの先生となる「T」③
テキストをもとに親がABAセラピーを行う方法。テキストは2冊あり、初級編と上級編になる。
初級テキストは、最初こそ模倣動作(動作のマネをする)や音声指示(「おなかにさわって」などの指示に従う)だが、パズルの仕方、文章の構築など、アカデミックスキルも入っている。
2~4歳くらいのこどもが、たぶん教えられなくても普通に遊ぶことを、ひとつひとつスモールステップで練習していく。
私の聞きかじり知識だが、こどもの発達には段階があり、そのステージをクリアしないと次のステージに行くのはできないらしい。
たとえば、ひらがなはいきなり書こうとしても無理で、まずフリーハンドで〇(まる)が書けるようになり、次に△(さんかく)と続き、◇(ひしがた)をかけるようにならないと、ひらがなは無理とのこと。
その〇を書けるようにするための教え方が書いてあるので、教え方もバラエティを広げるのに役立ちました。
なにが自分のこどもにマッチするかは、とにかくやってみないとわからず、「言うだけじゃこどもはわからない」ということがしみじみと分かったので、このテキストをやっているときはあまりイライラしなかったかな。
理解させるために、いろんな方法があるんだ、と目からウロコでした。